“冬のイノシシメス肉は脂を蓄えている”とジビエ業界では言われていますが、一概にそうとは言えなかった館山イノシシメス肉令和3年度。館山は気候が温暖で年間を通して餌があるため、冬でも子育てが可能。一般的な子育て期は夏なのですが、冬に子育て期の痩せたメスが獲れている状況でした。逆を返すと春から夏にかけて交尾をした、お腹の子の為に脂肪を蓄えたメスが、”夏場でも脂が乗ったメス肉”として獲れる可能性がある!とも推察できます。あくまで例外的な個体ですが…

そして嬉しかった”発情オス肉”が料理人の方々に求めて頂けた事♡臭いと虐げられてきた発情期のオス肉が、イタリアン・フレンチなどの料理の仕方でプラスに転じてもらえたのはありがたかったです♡オスの香りは赤ワインに実に合います♡

内臓抜き〜皮剥ぎ〜精肉まで、個体ごとの個性を活かし、良い肉となって食べて頂けるよう精進して参ります。

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