水曜の搬入は2頭、うち1頭はドングリをたくさん食べてふくふくに太ったメス。この先は肥えた個体が増えてきそうです♡

TGCに搬入されるのは館山市の捕獲者の方ですが、南房総市丸山地域の捕獲者の方より「今年の秋はイノシシが全く箱罠に入らない」と連絡がありました。確かに、館山市内でも箱罠のみで捕獲をする方の搬入は2カ月ありません。データを整理してみても、9月・10月の箱罠での捕獲率は明らかに下がっています。

考えられる理由は2点あります。

①箱罠の餌より、周りの餌の魅力が勝っている。〜箱罠の捕獲方法は、”明らかに自然界に無い怪しい鉄製の檻の中”の餌の魅力が、”周りの餌”に勝る必要があります。里山に餌が少なくなる真夏の8月、箱罠の捕獲数が多くなるのもそのためです。そして9月・10月の”周りの餌”になるのは〜ドングリです。ナラ枯れの心配もあった今年ですが、ドングリは豊作の様で、山の中に豊富に落ちている様です。9月から落ち始めるドングリ、まだしばらくは豊かな周りの餌ですが、この先ドングリ供給先細りとなれば箱罠捕獲もされ始めるのでは?と考えています。

②捕れてはいるがTGCに搬入されていない。〜ドンコと呼ばれる10〜15kgのうり柄が消えた子イノシシは警戒心がまだ薄く、箱罠捕獲もされがち。しかしTGC搬入受入は25kg以上なので、捕獲されていても搬入されていない可能性があります。市への捕獲報告はドンコでもうり坊でもされているので、市の捕獲データ・捕獲者の方に直接伺っての確認にて判明します。

丸山の捕獲者の方の話の限りではそもそも捕れていないので、①が大きな理由になっていそうです。スペインのイベリコ豚がドングリをたくさん食べる期間をモンタネーラと呼びます。房州どんぐり猪もモンタネーラを経てふくふくになり、いよいよ来る冬には立派な脂乗りで搬入される⁈のではないでしょうか⁈

房州どんぐり猪はアンチ箱罠?

房州どんぐり猪はアンチ箱罠?」への2件のフィードバック

  • 2022年11月17日 3:45 PM
    パーマリンク

    先日 シシ肉 2mm 5mmを購入食しました。 鍋、、焼き肉ともに大変美味でした。加工も程よい大きさでした。何より味がよかったです。狩猟(シシ シカ)に出ましたがぶったのはいくつもなく、シシの解体手伝いと分け前にあづかっていました。 自然のなかで勢子、待ち伏せは得難い経験です。またどんぐり食のシシ肉は癖がなく、あつあつでも不思議にやけどしません。今は免状返納、銃も手放しました。各地のシシを食べましたがいまいちであったり、高値であったり不満がありのました。 館山ジビエセンターさんのシシは本当においしかった。
    これからも良質なシシ、シカ肉の提供をお願いします。有害鳥獣駆除ともぜひ頑張ってください。 旧ハンターより

  • 2022年11月20日 12:22 PM
    パーマリンク

    桑原さま
    コメントありがとうございます。先日はご購入いただきありがとうございました。
    美味しいとの言葉、励みになります。これからも良いジビエを提供できるよう精進します。
    館山ジビエセンター 沖

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP