早朝は強い雨の降っていた本日、搬入無しかと思いきやオス50kg・64kgにメス25kgの、3頭が搬入されました。

先週は東京環境工科専門科学校の”獣害対策”の実習に、卒業生でもあるTGC代表が、補助役として参加していました。4日に渡り、館山の農園や地区の環境整備などを行いました。

1日目〜テーマは”防護柵と環境整備”。イノシシに掘り返されて崩れた、土砂で埋まった水路の復旧作業を集落の方々と行いました。昔から続く水路は、川の上流側を堰き止めます。水は河川の1番高い所から下流に向けて流れ、生活用水や田んぼへと使われています。しかし川上の水路がイノシシの掘り返しで埋まると流れが淀んでしまい、川下が利用できなくなります。

この集落では毎年一回、青年会と区全体で水路の掘り返しを行なっていますが、年々減る若い人手と集落全体の高齢化で、維持するのも大変とのことでした。このような深刻な人手不足はどこの集落でもみられます。実際に復旧の作業は、学生+先生を含めたメンバーで半日かけても終わりませんでした。集落を維持する大変さが、学生さん達も身体で分かったかと思います。

川上が淀むと川下にまで影響が出る、は水路だけではありません。一次産業「川上」が、獣害や高齢化などにより衰退すれば、二次・三次産業「川下」も影響を受けるのは自然の流れ。川下の発展より前に、川上の維持にもっと力を入れなければなりません。

学生の実習①

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