手渡されてじっくり眺め、指先で弾いてみても、これが何から出来ている素材なのか〜当てられる人はごく僅かかと思います。プラスチックの様な硬さで、何かの模様があるもの。
これ↓は、イノシシの発情オスの、肩周りの発達した皮部分=ヨロイを、天日干しで乾燥させた、刀の鍔です。鍔の材質は金属ばかりでは無く、昔は木刀や竹刀の鍔に、イノシシの皮も使用されていたそうです。現在はプラスチック・水牛皮が主流ながらも、鼈甲・鮫皮・もちろん皮鍔もあるそうです。再現できるか試したいとのことで、切り取ってお渡ししていたものを、先月末にサンプルで頂きました。ペタペタ触っていても、変化はありません。
TGC最大級140kg個体のヨロイは、5cm位ありました。今となっては取っておかなかった事が悔やまれます。オス同士の闘いには硬く大きいヨロイであればある程有利ですし、夜道などでイノシシと衝突した車が大破する理由もよく分かります。天日干しせずとも硬さのあるヨロイ、ようやく利活用にひとつ道ができそうです☆
ヨロイ硬質化