月曜に搬入されたメス43kgは、令和5年初の、子を産んでいるメスでした。今年に入り50kg前後のメスは未経産個体ばかりでしたが、ついに来ました。そして、子育て中の様子の張った乳腺で、6頭の子を連れていたようです。乳腺の張り具合から子の成長具合を推測すると、親離れ間近の15kgあたりのようです。昨年度よりの観察からわかってきていた事ではありますが、館山におけるイノシシの子育ては年中になっています。
昨年の1月に30kg以上&お腹に子がいないメスは、20個体捕れていました。しかし今年1月はゼロ。TGCへ搬入せずに自家消費をしている方が多くなった可能性ももちろんありますが、それ以外の何かがあると考えています。今年捕獲の未経産メスのお腹には、確実に子が入っていました。箱罠での捕獲数も少ないのも、山に餌が多いためかと思ってはいます。このあたり、1月〜3月のデータを含めた経年比較をすると面白そうです。
推測通りであれば、今は里に下りてこないメスが下りてくる頃には、脂がたっぷりと乗っている♡と考えています。願望も入っていますが、この先脂乗りの良い個体の捕獲期間が伸びるのでは?とも予想しています。
里に下りてこないメス