「電気止めさし機」は難しい

4頭とも15kg程度サイズなので
止めさし自体は難しくは無いはずなのですが…

TGC施設から近距離な某所に
当施設の管理者である「沖」が箱罠を仕掛けていたのですが
その罠の見回りをお願いしている地元の方から今日
「イノシシが入っている」と連絡をいただきました。

本日は日曜日なので、施設自体は休業日なのですが
罠設置者当人である沖は、当然止めさしへ向かいます。
そしてここで使う道具は「電気止めさし機」。

千葉県内の捕獲者は止めさしの作業において
電気止めさし機の利用率が高いらしく、館山市も当然それに含まれます。
しかし実は、TGCの沖およびスタッフは普段「撃つ」か「刺す」かで
その作業を終えているため、電気止めさし機の使用には慣れていないのです。

そしてTGCのスタッフが普段、電気止めさし機を敬遠する理由はズバリ
「難しいから」です。

電気止めさし機は、その設計・メンテナンス・使用方法などで間違いがあると
止めさし作業中に苦労したり、食肉としての活用が不可となってしまいます。
ですが現状、捕獲者の電気止めさし機利用率の高さを考慮すると
私たちもその難しさをあらためて共有するため「学ぶ」必要があります。

そのような理由で、あえて今回は電気を使った止めさしを試みることになったのですが
その懸念は的中(笑)。
●箱罠が錆びていてアースが取れない
●バッテリーの充電不足で電力が足りない
等々と現場に入ってからのトラブル対処でかなりの苦労をしてしまいました。

結果として何とか作業を完了をしましたが
今現在の率直な感想は「やはり電気は難しい」。

「電気止めさし機」は難しい
PAGE TOP