月曜搬入の12kgのイノシシは親離れ前で、生まれ時期を逆算すると年末あたり、秋から冬にかけて生まれた子、秋子です。通常イノシシは春前の今時季に繁殖期で交尾をし、初夏に子を産みます。しかし何らかの要因で産まれた子が全ていなくなったメスは繁殖可能となり、オスと出会い交尾〜出産となります。

豚の養殖はこの生態を上手く利用し、産まれた子を全て回収し別枠で育成させ、メスは再度繁殖期〜と家畜化しています。

自然界における「子供がいなくなる何らかの要因」は、餌不足などの自然的な要因のほかに、人が仕掛けた罠で捕獲される人的要因があります。特に餌でおびき寄せる箱罠は警戒心の薄い子供が入りやすく、母親と子連れの家族の場合には「子供だけが捕れてしまう」場合があります。「子供だけが捕られた箱罠」を見た母親は箱罠の危険性を学習し二度と入らなくなることに加えて、再度繁殖可能になるという流れです。秋子を見るだけでもいろいろな生態の奥深さが垣間見えます。

昨日の搬入は29kgのメス。昨年の初夏に産まれただろう子供でした。解体した者曰く「肉付き良く脂も乗っていて美味そう♪」だそうです。

イノシシの秋子

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