20日は1頭のみでした。

先週火曜日は、CIMA館山体験センターにて白鴎大学の学外授業のお手伝いでした。カリキュラムは”ジビエプログラム”。獣害対策の現状やイノシシの痕跡探し、解体体験と調理体験を1日かけて行いました。学生さんの興味は山歩き・解体・調理などに細分化されました。解体に興味関心を持った方が、部分をさらに細分化して解体というより解剖をしていたのが印象的でした。ひとつの関心から進んで深掘りをする姿は、今までのイベント等では見られなかった興味の広がり方でもありました。

夜はモンレーヴのシェフによる調理実習で、パテドカンパーニュ(イノシシのレバー入り)やイノシシ肉スープなどを作りました。昼に解体をし、別個体ながら同じイノシシを調理して食すという体験は、ジビエプログラムの理解の進みとなったと思います。

参加した学生さんからはひとりひとり長文で感想をいただきました。全て紹介したいところですが、一部を抜粋しました。
「私自身、もともと動物に対して興味があり、今回の活動を通してジビエについても興味関心を高めることができました。そのため、教育だけではなく、これからの未来を担っていく子どもたちにイノシシや豚・牛などの動物の命の尊さ・地域の獣害被害とその背景など、ジビエや動物と教育の繋がりや情操教育について考えていきたいと思いました。ここで体験した多くの経験は、これからの生活に最大限に生かしていきます。」
「学校教育において、本物を見て学ぶ機会を設けることにより、ジビエを通して身近にある食肉の実態を学び、自分自身も地球の一員として、どうしていくべきなのかを、子どもたち一人ひとりが考えることのできる場として有効に活用できると考える。」
「このように三泊四日でジビエを通して、ジビエの素晴らしさ館山のさまざまな魅力を知ることができました。ジビエを通してその地の魅力を知ることができると言う意見はその通りであり、私たちのような体験を色々な人がしてほしいと考えました。」

地元館山の学生さん達の目が、もっと地域の自然に向くようになる為には〜今回のようなプログラムもその普及活動の一つとなるように感じました。

大学の授業

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP