イノシシの鼻先で掘り返されたり、イノシシが身体を擦り付けたりして特有の獣臭が付き出荷できない農作物は、そのまま放棄されることがままあります。するとまたイノシシに餌場と認識されてしまい、度々下りてくるイノシシはまた、近隣の地も隙を狙って潜り込み荒らす…そんなイノシシとの闘いに疲弊し、農業自体から身を引く方…その場所も農業放棄地となり草が生茂り、またイノシシの格好の餌場となり…

電気柵の他、強い光をランダムに出す防獣ライトや高さのあるフェンスで物理的に侵入を防ぐ、人が見回る、罠で捕獲、等イノシシとの攻防戦は続きます。

農業の担い手の止まらない減少の一因が、増加する獣害とのせめぎ合いで農業が成り立たないから、という現実もあります。 続く

イノシシに荒らされたジャガイモ畑
有害鳥獣とは ②

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