昨日の搬入はメス50kg、未経産・胎児6頭、上ランクの脂乗りでした。
13(金)は、東京より高校生が施設の見学をしに来ました。毎回、当日にイノシシ捕獲があれば解体も見せてきましたが、今回も獲れたので見てもらう事ができました。
この日のスケジュールは、10時〜15時まで。
①獣害対策の話
②解体をしながらイノシシの身体の作りの話
③館山ジビエ弁当の実食
④罠の設置場所の見回りと生態の話
⑤ふりかえり
解体〜拒絶反応を示す層が一定数いるのは承知ながら、実際に解体をお見せできるとつい②のマニアックな方向へ話が進み、しすぎると引かれる、というジレンマがあります。今回の学生さんは前のめりな方が若干名いましたので、少しマニアックさを出してみました。
④の際、学生さんより「先ほど愛着が出てしまうと話していましたが、初めてとどめをさした時はどう思いましたか?」という質問がありました。罠にかかった動物を止めさすまでの時間が長くなると、どうしても愛着が湧いてしまいます。出来るだけ、『美味しくなってね』以外を考えずに止めさす事がコツです。問われ、初めて止めさしをした瓜坊を思い出しましたが、改めて思えば悪い殺し方をしていたなと反省しました。
肉をより美味しくするためにも、冷酷な殺し屋になりきって苦しませずに止めさす技術を磨く〜大切です。
高校生の質問