山の実りが豊か=ベースとなる餌の量が多いという事は、イノシシだけではなくその他の動物も増加している可能性があります。そして今年はネズミも多い気がします。生態系ピラミッドで考えると、ベース(ここではドングリ)が多ければ、その上(ネズミ)も多くなり、さらにその上の捕食者(冬だとノリスやフクロウ)も餌を獲りやすくなっている可能性が出てきます。

そこから連鎖的に考えていくと、現状ドングリをたらふく食べた栄養たっぷりのイノシシは、今年の夏にたくさん子を産むと思われます。すると例年以上にイノシシによる被害が増えると考えられます。またドングリも豊作と不作を繰り返しており、今年の秋は不作になる可能性が高いです。山に餌が少なければイノシシは里に下りて餌を探し、農作物が甚大な被害を受ける期間が秋以降も続いてしまいます。

これらの裏付け調査として山に入り、以前との環境変化、イノシシの掘り返し痕跡や、生態系上位にいる猛禽類のオオタカやサシバも繁殖が増えているのか、などをつぶさに調べたいものですが…願望はさて置き、山の中の環境も大きく変化をしているように感じます。

捕れない冬②

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