TGCが卸しているイノシシ肉、になれない肉を、代表が調理して食べました。くくり罠に掛かり逃れようと全力で動いてできる血溜まり部分や、止め刺して内臓を出す解体作業までの間に、自らの体熱で白く肉焼けした部分、の肉です。

茹でこぼしを数回し灰汁を取り除いた後、市販の焼肉のタレの濃いめの味付けで煮込んだそうです。噛むと血の味、鯨のような食感と味、好みの分かれる”美味しい肉”のようです。鯨肉が牛肉など並に流通していない現在ですが、鯨肉好きならば好きかもしれない味のようです。だからこその「山鯨」、獣肉食が禁忌であった故の隠語と言われてはいますが栄養価の高さも合わせての、肉に類似があっての名付けだったのかもしれません。

タヌキを食肉として扱える方もいました。血溜まりが多いからとの一方的な認識だけで棄ててしまうのは止め、間口を広げて活用を進めたいと襟を正した鯨肉の味だったようです。

山鯨の味
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