本日の搬入はオス94kgとハクビシンでした。立派に発達したヨロイの94kg個体でしたが、オス臭無しでした。

昨年度と同じ専門学校の野生動物管理の実習が、8月下旬にあります。今回の主題はドローンなので、操縦技術に加えてイノシシの巣探しをしようと考えています。

イノシシの巣の大きさは2m×2mくらい、周辺に生えているオギやススキなどの草木を切って折りたたみ、地面に敷き詰めたドーム型。谷沿いの耕作放棄地の道なき道を進む”藪漕ぎ”をしていると、たまにイノシシの巣に遭遇しますが、ドローンの撮影画像で判別もできます。

メスは巣の中で子供を産んで2〜3週間お乳を与え、歩けるくらいになったウリ坊を連れて外の世界へ出て行きます。ウリ坊は既に捕獲され始めているため、8月に見つかるのは使い終わった巣になると思われますが、イノシシの巣から分かる事はいろいろあります。ドローンで撮影して諸情報のデータを取り、巣を作る場所の傾向を出します。そして来シーズンは巣作りを始める前に、巣作りに適した環境の草刈りをしたり、草地へ行く手前に罠を仕掛けて捕獲する、等の対策も可能になると考えています。

たいして歩かずとも見つかるイノシシの巣です。ひとつの耕作放棄地に何個もあるかもしれません。前回までの実習はほぼ一箇所での操縦練習でしたが、今回は複数箇所の耕作放棄地での撮影を検討しています。興味深い結果になるかもしれません。

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ドローンで巣探し

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