ある人気歌手の曲をカラオケで歌おうとしたら、子犬と少女の出会いから成長そして別れというPVに涙して歌う事ができなかったTGC代表、その曲を歌える日はくるのでしょうか。

ペットを含めた生き物とは、出会いもあれば別れもあります。獣害対策における駆除は、その速度が大きいだけ。飼育されているペットとも同軸だと思っています。駆除するための出会いとも言えてしまいますが、イノシシが生きた証をきちんと残したいと思い活動しています。

2021年12月に開設したTGCとはまた別の、館山ジビエHPに載せている循環図です↓

獣害という課題は、主に人口減少が根本的な要因です。そこに生活様式の変化・輸入の拡大や工業化などで里山が放棄されている、直接的な要因も加わり起こっています。獣害対策では駆除や柵の設置・草刈りなどで被害阻止を行っており、多くの自治体が税金を使って進めています。ここまでの対策を持続的にするには〜その先の活用を進めて、地域資源の消費を促し、観光振興へ繋げて、そこで収益化した資金を使って、地域の自然環境へ還元することが必要であると考えています。

現時点TGCで進んでいるのは、活用→消費→振興まで。自然環境へ還元するまでにはまだまだ至っていません。しかしこれができなければ館山市はもとより、全国の中山間地域の自然環境は更に人が減って、そのまま放置され続けます。すると獣害は今より増え、ますます人と獣との溝は深まると思われます。この溝を埋めるには、まず敵と思っている獣のことを、身近に愛玩しているペットと同じくらいまで理解することが大切です。理解への糸口となる期待も込めて、駆除個体の発信を続けています。

循環図〜振興から還元へ

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