今日は60キロ級と30キロ級のメス。
内臓を抜くと両個体とも胎児が入っていました。胎児の大きさは約10cm。60キロ級には7個体、30キロ級には2個体入っていました。約10cmだとまだ親の栄養はあまり子供に行っていない様子で、親の脂はたっぷりと乗っていました。
30キロ級のメスはおそらく昨年の夏生まれでまだ子供です。昨年の秋はどんぐりの実りが良かったので、たっぷりと栄養を蓄えて繁殖可能な身体になったようです。イノシシの成長スピードと繁殖力には驚きます。
今年の予測としては、捕獲個体は氷山の一角かと思うので、同様な状態の個体は多数いるのかと推測します。つまり、今年の夏はうり坊が多く捕れる可能性が高いです。一方で、どんぐりの実りはおそらく凶作なので、秋から冬にかけて里へ降りてくる可能性も高くなります。
引き続き、解体をしながら地域のイノシシ事情を推測していきたいと思います。

イノシシの繁殖力と今年の予測
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