しかし、徐々に山にも変化が訪れています。令和元年台風による倒木増加で、陽の光がもたらされた林床は雑草が急増しました。陽樹も増えました。老齢になった陰樹には国内移入の感染症が流行り、枯れる木も急増しています。いま山に起きている変革は、自然資源の環境の変革です。イノシシに起きている通年出産などの個々の変革も、この影響下にあると思われます。

話を戻すと、人間界も個々の既得権を持っている人たちを変えることは困難です。小型イノシシが大型イノシシに挑んだら負傷して退散です。負傷で済まないかもしれません。しかしそもそもの環境が、これから大きく変化し大死亡時代は到来します。雑草根性で新しい陽だまりを探すよう動きそして生い茂る、環境適応能力の発揮です。

山に餌がたくさんある状態は、人間界で言うなれば地域の資金が潤っている状態です。何かしらの変革で動きがあれば人手も増えて、山のドングリ・餌が良い方法で行き渡るようになる、未来が来るかもしれません。

山のドングリ既得権③

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