ふた月程前のニュースに、”山形県にある風力発電所の風車付近にクマタカの死骸が発見された”と。風車を更に計画中の地域でもあり、市民団体が進行中の風力発電所事業中止を申し入れました。昨年11月より集めた署名は一万筆超、県と事業者にも提出の予定だそうです。

野鳥やクマタカを含む絶滅危惧種が、風力発電のブレードなどの人工構造物に衝突し死傷する”バートストライク”、このクマタカ以外にもときおり死体が発見されてニュースになります。TGCのすぐ裏山でも、大きな風力発電がブンブン音を立てて回っていますが、幸い周辺で死体を見つけたことはまだありません。

風水の道を分断すると、分断されたところは流れが溜まり、良くも悪くも変化になります。水の道を分断する道路だと、道路沿いの地面に留まったエネルギーを食べにイノシシが掘り起こしをしたり、水の道に沿って移動する動物が車に轢かれて死体が増えたりします。

風力発電は風が良く吹き通りやすい場所に作られますが、そこは風の道を使う生き物にとっては道が分断されているのと同じ。ブンブン回るブレードは、車がひっきりなしに通っている道路に例えられます。ワシなどの大きな鳥は、死体も目立つので報告もされやすいです。小さな鳥やコウモリなどは、ブレードに当たったら砕けたり、死傷して落ちて陸上動物に食べられたりで、発見数はかなり少ないものかと思われます。

自然エネルギーは好ましく思われているようですが、近隣住民が低周波音による健康被害を訴えて計画中止となる欧米のケースもあります。自然を犠牲にして発展してきた文明ですが、そろそろ地域の生態系や、未来に配慮したものであってもらいたいものです。

風の道

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